【結論】外為ファイネストの総評
外為ファイネストは、日本国内のFX業者には導入のすくないMT4を取り扱っており、スキャルピングの公認、ノーディーリングデスク方式の採用などほかのFX業者にはない魅力がありますが、初心者には設定などが難しく扱いにくいともいわれています。
外為ファイネストの基本情報
外為ファイネストは、日本の金融庁の認可をとっている外資系FX業者で、ドバイやシドニー、ロンドンなどに拠点がある香港ハイテックグループの日本法人です。
日本国内ではまだ提供が少ない取引ツールのMT4が利用できたり、多くの国内FX業者が禁止行為としているスキャルピングの公認、スプレッドは固定制が一般的なことに対し変動制であったりと、他社にはあまりない外資系ならではの特色があります。
外為ファイネストの会社情報
会社名 | 外為ファイネスト株式会社 (英文名: Gaitame Finest Company Limited) |
設立年月日 | 平成11年3月16日 |
代表取締役 | 石野 由美子 |
資本金 | 3億8,000万円(令和1年12月3日現在) |
所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-2 丸の内三井ビルディング |
電話番号 | 03-6268-0234(代表) FAX 03-3201-0070 |
フリーダイヤル | 0120-217-033 (平日9:00~18:00) |
金融庁登録番号 | 関東財務局長(金商)第102号 |
加入協会 | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1586) |
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外為ファイネストのデメリットと悪い口コミ・評判
外為ファイネストには多くのメリットがありますが、なかにはデメリットもあります。
それでは、外為ファイネストのデメリットや悪い口コミ・評判を解説していきます。
初心者に向いていない
外為ファイネストは、初心者向けではなく、FXの経験が豊富な上級者向けであるといえます。
理由は、取引ツールが初心者には少し難しいMT4であること、取引ツールの解説コンテンツが少ないため、FXについて勉強しながら始めることは難しく、ある程度知識がある状態から始める必要があることからです。
つまり、FXに慣れて分析ができる人には向いていますが、FXトレードや分析についてこれから勉強しながら経験したいという初心者には向いていないといえるでしょう。
コンテンツ情報が他のFX会社より少ない
外為ファイネストは、コンテンツの情報が他社のFX会社と比べて提供が少ない会社です。
例えば、投資セミナーや、FXや取引ツールについて解説するコンテンツの動画配信などを積極的におこなうFX業者がありますが、外為ファイネストはそれらの情報提供が少ないため独学でFXを学ぶ必要があるでしょう。
高い金利の通貨ペアがほとんどない
外為ファイネストは高金利通貨ペアとよばれるトルコリラやメキシコペソ、南アフリカランドの取り扱いがないので長期のスワップポイントが目的で取引をしたい人には向いていないといえます。
そのほか、外為ファイネストでは取り扱う通貨ペアが全部で30種類ありますが、円が絡む通貨ペアは8種類のみで、ほとんどの通貨ペアは外貨同士の通貨ペアです。
つまり、FX初心者が取引しやすいクロス円通貨が少ないことから、分析が難しく取引が困難に感じる可能性があるでしょう。
提携している金融機関が少ない
外為ファイネストが提携している金融機関が少なく、ゆうちょ銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、三井住友銀行、イオン銀行、ローソン銀行の7行です。
この金融機関のなかに利用している金融機関がない場合は、提携先で新しく口座開設する必要があります。
つまり、提携先金融機関を必ず確認してから外為ファイネストに口座開設をしないと、手数料無料のクイック入金の利用できないため、振込手数料が自己負担となる振込で入金をする方法になるので注意しましょう。
MACに対応していない
外為ファイネストは、MT4 ZERO、EVO、PROのどれもMACに対応していません。
MACのPCを使用している場合は、スマホで取引をするか、別のPC、もしくは違うFX業者を使うことになります。
外為ファイネストはよく滑る
外為ファイネストは、スプレッドは狭いですがよく滑るといわれています。
滑るとは、ここだと思ったタイミングでレートを成行注文をしたにも関わらず、違うレートで約定することをいい、正式にはスリッページと呼びます。
特に、ロットを増やすと滑るとこがあるので注意が必要でしょう。
外為ファイネストのメリットと良い口コミ・評判
外為ファイネストはデメリットばかりではなく、メリットもたくさんあります。
それでは外為ファイネストのメリットや良い口コミ・評判を解説していきます。
- スキャルピングを公認しているFX会社
- 30通貨ペアを利用できる
- 約定力が強い
- ノーディーリングデスク方式(NDD)を採用
スキャルピングを公認しているFX会社
外為ファイネストは、サーバーの負担などを考慮してスキャルピング行為を禁止しているFX業者も多いなか、スキャルピングを公認しているFX会社です。
スキャルピングとは、分や秒単位で1日に何回も取引をして利益を得る超短期売買型トレードというトレード方法のことをいいます。
そして、外為ファイネストは買いと売りのポジションを両方持つことができる、両建てをすることができることも特徴といえるでしょう。
30通貨ペアを利用できる
外為ファイネストはMT4の場合、取り扱い通貨ペアが30種類あります。
米ドル/円 | ユーロ/円 | イギリスポンド/円 | ーストラリアドル/円 | ニュージーランドドル/円 |
カナダドル/円 | スイスフラン/円 | ユーロ/米ドル | イギリスポンド/米ドル | 米ドル/スイスフラン |
ユーロ/イギリスポンド | 米ドル/スイスフラン | ユーロ/イギリスポンド | オーストラリアドル/米ドル | ニュージーランドドル/米ドル |
米ドル/カナダドル | ユーロ/カナダドル | ユーロ/スイスフラン | ユーロ/オーストラリアドル | ユーロ/ニュージーランドドル |
イギリスポンド/カナダドル | イギリスポンド/スイスフラン | イギリスポンド/オーストラリアドル | イギリスポンド/ニュージーランドドル | カナダドル/スイスフラン |
オーストラリアドル/カナダドル | オーストラリアドル/スイスフラン | オーストラリアドル/ニュージーランドドル | ニュージーランドドル/カナダドル | ニュージーランドドル/スイスフラン |
米ドル/人民元 | 人民元/日本円 |
米ドル/人民元、人民元/日本円などほかのFXに業者にはあまり取り扱いのない珍しい通貨ペアがあることは、香港の外資系FX業者ならではの特徴といえるでしょう。
約定力が強い
外為ファイネストは約定力の強さが魅力といえるでしょう。
約定力とは、トレーダーが注文をした価格で約定をする確率の高さのことで、レートが大きく乱れている時間帯などでは、注文した価格からレートが動いてしまい、注文したタイミングと違うレートで約定となるケースがあります。
ノーディーリングデスク方式(NDD)を採用
外為ファイネストはインターバンク市場に直接注文をするノーディーリングデスク方式(NDD)を採用しています。
ノーディーリングデスク方式は海外のFX会社では一般的で、発注から約定までに人手を介さないことから、トレーダーが損をする取引をした分、FX会社が儲かるという方式なので、投資家とFX会社は利益相反関係といえるでしょう。
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外為ファイネストの最新キャンペーン情報
外為ファイネストは、毎月異なるキャンペーンを開催しています。新規で開設する方はそれを狙って開設することで、お得に始められます。
外為ファイネストの3つのFX口座
外為ファイネストには3つのパターンでFX口座を開設できます。
それでは3つのFX口座について解説しましょう。
ダントツで人気な「MT4 ZERO」
MT4 ZEROは、国内のFX業者と同じような感覚でMT4をつかうことができると評判です。
MT4とは、ロシアのメタクオーツ社が開発をした、自動売買システムのほか、カスタマイズ性やテクニカル分析が高いと世界中で支持されているFX取引ツールといいます。
また、テクニカル指標が50種類以上あり、自動売買システムのほかにも裁量取引もできることが魅力です。
CURRENEX(カリネックス)を利用したEVO
EVOは、初心者から上級者までつかえるCURRENEXという取引ツールを利用したスタンダードなFXサービスです。
EVOはMT4よりももっと多い約80種類のテクニカル指標があり、CURRENEXのスマホアプリでも65種類のテクニカル分析ができる魅力があります。
そして、スプレッドは3つの口座のなかで最も広く、最低取引通貨は10,000通貨です。
機関投資家向けの「PRO」
大口取引をするプロトレーダーや機関投資家などハイクラスのトレーダー向けのFX口座です。
3つの口座の大きな違いは、最低取引単価が50万通貨、取引手数料が0.0003%かかることで、PROでFXを始めるには少なくとも数百万の資金を要しする必要があるといえるでしょう。
そして、取引ツールはEVOと共通のCURRENEXを利用しています。
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外為ファイネストのデモ取引について
外為ファイネストはデモ取引が可能です。
デモ取引は、実際使用するツールと同様のツールを使用して取引を体験できるので、FXの練習にもなります。
口座によって仮想資金が異なり、MT4の場合は100万円、EVO個人口座は500万円、PRO口座は5,000万円です。
なお、デモ口座は何度でも申請できますが、申し込みからMT4は90日間、EVOとPROは30日間と決まっているので注意しましょう。
外為ファイネストをおすすめできる人
外為ファイネストは、以下の項目に当てはまる人におすすめできます。
- MT4を使いたい人
- スキャルピングでトレードをする人
外為ファイネストのMT4は、豊富な機能でカスタマイズ性も高いと評判で、MT4に興味がある人にオススメできるでしょう。
また、スキャルピングの規制がないので超短期売買型を好む人にも向いているといえます。
OANDA(オアンダ)と比較したらどっちがいい?
外為ファイネストと同様でOANDAでもMT4が対応しています。
外為ファイネストとOANDAは最低取引単位は共通の1,000通貨単位からですが、通貨ペアのスプレッドがOANDAは米ドル/円0.3銭(東京サーバーの場合)に対し、外為ファイネストは0.4銭~0.8銭です。
しかし、外為ファイネストは変動制スプレッドを採用しているため、タイミングによってOANDAよりさらに狭いスプレッドで取引できることもあります。
そして、外為ファイネストはOANDAにはないスキャルピングOKなことから、変動制スプレッドとスキャルピングをしたいという人には外為ファイネストがオススメといえるでしょう。
外為ファイネストの注意点
外為ファイネストはにはいくつか注意点があります。
まず、提携先の金融機関が7行のみのため、利用している金融機関がなかったら新たに口座開設をする必要があること。
つぎに、外為ファイネストはスプレッドが固定制ではなく変動制なので、タイミングによっては幅が広くなる可能性があることです。
また、通貨ペアによって売りと買いのスワップの差が大きくなることがあるので中長期で取引する人には注意が必要でしょう。
外為ファイネストの口座開設方法
外為ファイネストで口座開設をする場合、公式サイトの口座開設フォームにて必要事項を入力しましょう。
つぎに、マイナンバーと本人確認書類をWebアップロードかメール、郵送かFAXで提出します。
審査を完了すると、本人確認書類に記載された住所あてにユーザーIDとパスワードが届くので、指定の銀行口座に振り込み、もしくはクイック入金をしてFX口座に入金をすると取引開始です。
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外為ファイネストのよくある質問
外為ファイネストに関するよくある質問を解説します。
外為ファイネストの取引時間は?
取引時間は月曜日の午前7:05~土曜日の午前6:55までです。
サマータイムを導入しており、適応時の夏時間は月曜日午前6:05~土曜日午前5:55までなので注意しましょう。
そして、火曜日~金曜日の午前6:58~午前7:05まで、サマータイム期間は午前5:58~午前6:05までシステムメンテナンスが実施されます。
外為ファイネストの入出金の方法は?
入金方法は、クイック入金と銀行振込があり、出金方法は銀行へ振り込みになります。
クリック入金は手数料無料、即反映となりますが、振込の場合は振込手数料は自己負担となるので気を付けましょう。
また、5,000円以上の出金の場合は手数料無料ですが、出金は自分名義の口座のみ振込可能なので、他人名義はには振込できません。
外為ファイネストの証拠金維持率は?
外為ファイネストは各通貨ペアとも、約定金額に4%をのせた証拠金が必要となり、証拠金維持率が100%になった時点、もしくは100%を下回った時点で証拠金維持率が100%以上に回復するまで強制決済となります。
口座開設アプリの開設方法は?
[blogcard url=https://www.gaitamefinest.com/openaccount_app]
口座開設アプリで口座開設をするには、アプリをダウンロードしましょう。
そして、本人確認書類、セルフィー、マイナンバー確認書類を撮影し、氏名、住所などの必要事項を入力します。
さいごにEメールで取引IDとパスワードを受け取れば完了です。
また、スマホで口座開設をする場合、最短で当日開設ができ、郵送での受け取りをする必要がなく大変便利なので活用しましょう。
デモ口座の開設方法は?
公式サイトから、氏名と電話番号、メールアドレスを入力するだけでデモ口座を開設することができます。
MT4は90日、EVOとPROでは60日間の有効期限がありますが、期限が過ぎると口座は失効となりますが、再度開設することが可能です。
早朝のスプレッドは開きやすい?
日本時間の午前6時~午前8時くらいまでは、スプレッドが開きやすく、取引手数料が高くなる可能性があります。
スプレッドはFX業者によって異なり、夏はサマータイムがあるので1時間早くスプレッドが開くことがあるので注意しましょう。
まとめ|外為ファイネストは初心者向きじゃない
外為ファイネストは、日本国内でもまだ提供しているところが少ないMT4が使えること、スキャルピングが公認していることが最大の魅力といえます。
しかし、初心者には設定が難しく、解説するコンテンツも少ないため初心者向きとはいえないでしょう。
初心者が外為ファイネストを使う場合、デモ口座があるのでまずはデモ口座で練習をして様子をみながら取引スタートすることをオススメします。
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