FXの負ける割合は9割?負ける人の特徴や向いている診断を紹介

サラリーマン

FXの負ける割合が9割ってホント?

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負ける人ってどんな特徴を持ってるの?

FXを始める際には、どれくらいの人が負けているのかは気になるでしょう。

結論から言えば、一部情報ではFXを始めた人の9割が負けると言われています。

この記事ではFXで負ける割合が多い理由や、負ける人の特徴について詳しく解説しています。

FXで勝つための具体的な方法も参考にしながら、リスクの少ない取引をできるようにしましょう

目次

FXの負ける割合が多いと言われる理由は?勝っている人はいない?

FXの負ける割合はおよそ9割といわれており、調査結果も提出されています。

また、FXには必ず勝てる、確実に稼げるということはありません。

それでは、FXの負ける割合が多いといわれる理由を解説します。

フランスの金融市場庁の調査では約9割負けている

フランスの金融市場庁は、4年間個人投資家のCFDとFXの投資成績を調査したところ、およそ9割が負けていたという報告があります。

4年間というのは、2009年~2012年のことで、2009年のデータがない業者は2010年~2013年の4年間です。

少し情報が古くなりますが、4年間の調査は信頼度が高いといえるでしょう。

調査結果には、調査期間中に損をした顧客の割合が89%を超えており、顧客の損失平均は1万ユーロ、中央値は1,843ユーロというかなり高額な損失をしていると記載されています。

つまり、フランスの調査報告書の冒頭に、CFDやFXで大損になった人からのクレームが多いため、個人投資家の成績を調査したとあるとおり、9割損失したことは事実といえるでしょう。

株式会社RUNWAYSの調査では約5割負けている

株式会社RUNWAYSの調査では、2021年2月21日~28日までの期間中にFXをやめることになった理由や反省点などを、全国のFX経験者1,000人を対象にアンケートをおこなった結果、約5割がFXで負けているという結果がでました。

また、その調査のおよそ7割が1年以内に退場しており、その理由の多くがFXで損をした・手元を失ったと答えています。

そのことから、FXは、辞める理由になるほど負けている人が多いといえるでしょう。

FXは負けるようにできている?FXで負ける人の特徴と共通点

FXで負ける人には、特徴と共通点があるといわれています

それでは、FXで負ける人の特徴と共通点を解説しましょう。

初心者や最初のうちは負ける

初心者などFXの経験や知識がないうちは負けることが多いといえます。

なぜなら、FXに重要な分析などが難しく、タイミングが分かりにくいからです。

勝つことにこだわらず、負けは必ずあると心にとめて、損を少なく多くの利益をうむように意識をしてFXをすることが大切でしょう。

損切りができない人が多い

損切りとは、損失がある状態から、現在保有している通貨を決済することをいい、FXで負ける人の特徴として損切りができない人が多いです。

損切りができない理由として、損切りができずにいたらレートがもとに戻って助かった経験や、損切りをしたことによって損をしたという人が多いでしょう。

しかし、損切りはFXの取引において必要な行為であり、損切りの必要がない戦略は長期的に通貨を運用する方法のみといえます。

つまり、前もって損失額の許容範囲を決めたり、相場が予想に反したときは損切りとするなどとルールを決め、損切りで失敗した経験にこだわらないことがオススメです。

ポジポジ病になっている

ポジポジ病とは、ポジションを持たないといられない状態のことをいい、チャートを見てすぐすべてのタイミングをチャンスに思い、何回も繰り返して取引をする人です。

何十回も取引をすることで不要な取引もしてしまうため、スプレッドも多くなり、取引コストがかかるので損失につながります。

スプレッドはFX会社によっても異なるので、スプレッドが狭いFX会社を選び、流動性の高い時間帯で取引するといいでしょう。

ハイレバレッジでほぼギャンブルをしている

レバレッジとは、預けている資金よりも多くの金額で取引することができることをいい、日本では資金の最大25倍のレバレッジが可能なので、レバレッジを高くして利益をあげるギャンブル的なやり方で取引する人がいます。

高いレバレッジにすればするほどハイリスクハイリターンになるので、勝てば多くの利益をえることになりますが、勝ち続けることは難しいため、特に初心者はレバレッジを高くせずにまずは経験を積むことが大切でしょう。

スワップポイントの為替差損を考慮していない

スワップポイントの為替差損を考えずに取引をすると、為替レート次第ではスワップポイントの利益よりも多く損をする可能性があります。

スワップポイントとは、2国間の通貨から発生する金利差のことで、低い金利通貨を売って高い金利通貨を買うことで得られる利益になりますが、必ず利益が発生するわけではありません。

高い金利通貨を売って低い金利通貨を買えば、スワップポイントを支払うことになります。

つまり、スワップポイントで多くの利益を得るには、スワップポイントをよく理解することと、多くの経験が必要なことから、初心者には向いていないといえるでしょう。

取引通貨ペアを絞っていない

通貨ペアはFX会社によって取り扱う数が異なりますが、取引する通貨ペアを絞らずにさまざまな通貨ペアで取引すると、それぞれの国の情勢なども知らずに取引をして損をすることがあります。

つまり、初心者は色々な通貨ペアに挑戦せず、一般的に取引されている米ドル/円やユーロ/円などのように、国について知りやすくスプレッドが狭い通貨ペアを1つ~2つ選び取引をしましょう。

FXで負けないための具体的な方法

FXでの負ける割合は9割といわれていますが、FXで負けないための具体的な方法を解説します。

初心者はデモトレードで負ける理由を見つける

FX初心者で負ける場合はデモトレードでなぜ負けるのか見つけることが大事でしょう。

デモトレードは、実際のお金をかけずにできるFX体験版のようなもので、本番とほぼ同じツールを使えるので本番さながらにトレードすることができます。

デモトレードをすることで、負ける理由を分析し、本番に活かせましょう

損切りのルールを学び注文方法を変える

損切りには冷静な判断と注文方法が重要なので、損切りのルールを勉強し、注文方法を変更することで、負けてもリスクを最小限に抑えることができます。

損切りは、もしも「相場がまた戻るかもしれない」などと思っても、自分で「ここまでの水準まできたら必ず損切りの決済をおこなう」とルールを決め、決めたルールは必ず守り、損切りをすることが重要でしょう。

また、エントリーと同時に逆指値注文を設定しておくと、冷静な判断ができない状況でも設定した水準で自動的に損切りになるのでオススメです。

そして、OCO注文はこの先の相場の上げ下げに予想ができないときに、片方が約定するともう片方はキャンセルという同時に2パターンで注文ができる方法なので、よく理解し上手に活用すれば低リスクで取引することが可能でしょう。

つまり、自分で損切りのルールを決めて設定することで、もしも負けてもリスクを抑えることができるといえます

スプレッドの特徴を知る

スプレッドは、取引ごとにかかる手数料のようなものなので、スプレッドをよく知らずに取引を繰り返すと、せっかく得た利益も減少してしまうので、スプレッドの特徴をよく知って取引をしましょう

つまり、スプレッドはFX会社によって異なるため、できるだけスプレッドが小さいFX会社を選ぶことが大切です

必ず少ない倍率から始める

取引を低リスクにするには、レバレッジを少ない倍率から始めることが大切です

例えば、レバレッジを1倍に設定した場合、外貨預金と同等な状況でFXができるということになるので、リスクはかなり低くなります。

それは、FXでのリスクは証拠金に対し、取引数量が増加するほどリスクが高くなるからで、レバレッジを高めにし取引量を少なくしても同じです。

つまり、レバレッジを少なく設定するか、取引数量を減らすかで、リスクを低くすることができるので、初心者は少ない倍率から始めることをオススメします。

リスク管理しながらスワップポイントを得る

スワップポイントとは、2国間の金利差からなる利息のことで、スワップポイントで利益を得るにはリスク管理が重要といえます。

また、金利の高い通貨はインフレの状態なので、高い金利通貨を売って低い金利通貨を買うとスワップポイントを支払う状況になります。

そして、不安定な為替レートに高いレバレッジを設定すると得たスワップポイント以上の損失が大きくなるため、低いレバレッジを設定し必ずリスク管理をしながらスワップポイントを得るようにしましょう

値動きが安定している通貨ペアを選ぶ

通貨ペアとは、取引をする国を2つ組み合わせた通貨のことで、値動きが上下する通貨ペアではなく、安定している通貨ペアを選びましょう。

取引量の多い通貨は、米ドル/円、ユーロ/円などで、特に米ドル/円の通貨ペアは情報も豊富なので取引をおこないやすいといえます。

また、トルコリラや南アフリカランドは、高金利ですが値下がりなども激しく情勢が不安定なため、安定した取引は難しいでしょう。

つまり、特徴を理解し、国の情報が豊富で安定している通貨ペアと選ぶことが大切です

あなたは大丈夫?FXに向いている・向いていない診断

FXには、向いている性格と向いていない性格があり、向き不向きによって勝ち負けの勝算が変わることがあります

  • 待つことは比較的得意である
  • 自分で考えて成果を出すことが好きだ
  • 不測の事態が起きても臨機応変に対応できる
  • 物事が計算通りにいかなくても良い
  • 諦めが良い方だと思う
  • 感情の起伏は激しくなく怒ったり悲しんだりしない方だ
  • 誰が言ったかよりも統計的なデータを重視する

FXに向いている性格か、向いていない性格か解説しましょう。

当てはまる数が多い人ほど向いている

FXは、感情に左右されず、その時その時で状況判断ができる人、いわゆるギャンブラー的な性格の人が向いているといえるでしょう。

そして、その時々の勝ち負けの結果よりも、トータルで勝てばいいという考えが大事といえます。

そのほか、どの手法でも待つことで稼げる可能性があるので、待つことができる人、人の情報ばかりを頼らずに自分で臨機応変に行動できる人、意思が強い人が向いているでしょう。

当てはまらない人はトレードスタイルを曲げない練習を積む

FXは、絶対勝てる、確実に稼げるということはないので、値動きを見て思わずトレードをしたくなっても、冷静になり、値動きに心を奪われることなく自分のトレードスタイルを貫くことが大切です。

値動きに心が乱れ、自分のトレードスタイルを見失うと失敗する可能性がでてきます。

後悔をしないためにも、メンタルを強くもち、自分のトレードスタイルを曲げない練習をしましょう。

FXは負ける割合が多い!勝つことよりも負けないことを目指そう

特に初心者の場合は、その時その時の勝ち負けにこだわってしまうことが多いですが、プロトレーダーでも負けることはあります。

まずは、勝つことだけにこだわらず、負けるリスクをできるだけ抑えて、気持ちを強く持ってトレードしましょう

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