さまざまな取扱銘柄やプロ志向の取引ツールを取り揃えていおり、高い約定力で外資系FX会社の「サクソバンク証券」。
サクソバンク証券の口コミや評判は実際どうなの…?
実際に利用するときに事前に口座開設のやり方や取引方法を知りたい!
サクソバンク証券のこんな悩みを解決していきます。
この記事では、幅広いジャンルのトレーダーが利用できるように「スキャルピング」を認めていることで話題であり、口コミや評判を見ると好評が多いサクソバンク証券についての口コミや評判を詳しく解説していきます。
最後まで読んで、サクソバンク証券に登録するかどうかを判断してください。
サクソバンク証券の特徴と基本情報
サクソバンク証券の口コミを紹介する前に、まず特徴や基本情報について解説します。
基本情報をしっかりと押さえたうえで口コミを確認することで、より深くサクソバンク証券を理解することができるでしょう。
サクソバンクの証券の特徴
サクソバンク証券は、デンマークに本社を構えるサクソバンクA/Sの100%子会社です。
1992年に創業以来、いち早くオンライントレードの運用を開始し、世界中の顧客との取引実績を持ちます。
現在は世界170か国でサービスを展開しており、各当局監視の下に金融規制を遵守した運営を行っています。
日本においても金融庁の認可を受け、10年以上サービス提供を行っている歴史ある証券会社です。
外資系企業ではありますが、日本人スタッフから電話やメールでのサポートを受けたり、日本語に翻訳された操作マニュアルを閲覧したりすることも可能です。
サクソバンク証券は健全にサービスを運営し、日本語にも対応しているため、安心して利用できる証券会社と言えるでしょう。
- 158の通貨ペアを取扱っている
- 総合約定力第1位を獲得
- 豊富な取引きツールがある
155の通貨ペアを取扱っている
サクソバンク証券は、取扱の通貨ペアが非常に多いことでも有名です。
158もの通貨ペアを取引可能
155もの通貨ペアを取引可能で、2023年8月29日時点では国内No.1の取扱数と公式HPに記載されています。
長期投資向けにもおすすめな「豪ドル/米ドル」や、スワップ金利が魅力の「南アフリカランド/円」といった通貨ペアの利用も可能です。
また、「カナダドル/トルコリラ」など他のFX会社ではなかなか取り扱いのない通貨ペアの取引もできます。
サクソバンク証券を利用することで、日本の証券会社では扱いのない通貨ペアに投資することもできるでしょう。
総合約定力第1位を獲得
サクソバンク証券は、約定力が非常に高い証券会社です。
2019年6月7日に株式会社バリュー・アップがFX会社5社に対して行った調査において、総合約定力1位を獲得しています。
約定力調査の主な概要は、以下の通りです。
調査項目 | 調査方法 | 調査時間 売買回数 | 調査の内容、結果イメージ (1通貨あたり) |
---|---|---|---|
約定率 |
|
|
|
スリッページ発生率 |
|
|
|
リジェクト回数 |
|
|
株式会社バリュー・アップは上記の調査を、アメリカ雇用統計の発表前後に実施しました。
詳しい調査結果は、以下の通りです。
調査項目 | 対象通貨 | サクソバンク証券 | B社 | C社 | D社 | E社 |
---|---|---|---|---|---|---|
約定率 | ドル/円 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
ユーロ/ドル | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | |
スリッページ発生率 | ドル/円 | 12.16% | 12.16% | 18.92% | 17.57% | 25.68% |
ユーロ/ドル | 19.23% | 6.41% | 23.08% | 23.08% | 21.79% | |
リジェクト回数 | ドル/円 | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 1回 |
ユーロ/ドル | 0回 | 0回 | 0回 | 2回 | 0回 | |
ベストレート獲得回数 | ドル/円 | 13回 | 7回 | 11回 | 11回 | 10回 |
ユーロ/ドル | 14回 | 11回 | 9回 | 16回 | 15回 |
アメリカ雇用統計は、注目度の高い経済指標でもあるため、値動きも激しくなかなか約定できないことも少なくありません。
しかしこのような状況下においても、サクソバンク証券は約定率100%を維持し、スリッページの発生率も低いです。
また、上記の結果において特に注目したい点は、ベストレート獲得回数です。
ベストレート獲得回数は、約定できたときの価格が5社の中で一番優れていた回数を示しています。
サクソバンク証券はドル円においては一番ベストレート獲得回数が多く、ユーロ/ドルにおいても3番目に多いです。
以上の事から、サクソバンク証券は約定力が非常に高い証券会社であることがわかります。
タイムラグが生じにくいサクソバンク証券を使うことで、スキャルピングやイベントトレードをストレスなく行うことができるでしょう。
豊富な取引ツールがある
サクソバンク証券には、FXを行う際に便利なツールが豊富に用意されています。
ツール名 | 説明 |
---|---|
SaxoTraderGO | サクソバンク証券が提供する取引ツール。 シンプルな画面構成でFXのみならず株式やETFにも対応。 自動分析ツール「オートチャーティスト」により、最適な取引タイミングの通知も可能。 |
SaxoTraderPRO | SaxoTrederGOの上級者向けツール。 取引所の板情報を参照しながらの取引や、歩み値など多くの機能を搭載。 マルチディスプレイでカスタマイズした画面構成や運用成績分析など、UIにも優れている。 |
MT4 | 世界でも非常に有名なFX専用ツール。 豊富なチャート分析だけでなく、別途プログラムを導入すれば自動売買システムが利用可能。 独自のテクニカル指標をプログラミングできるなど、汎用性も高い。 |
TrandingView | 金融商品のチャート分析に広く使われるツール。 FXだけでなく株や為替、仮想通貨にも対応。 SNSのようにユーザー間でメッセージをやり取りできる。 |
上記のように、「SaxoTraderGO」のようなサクソバンク証券が独自に展開するツールだけでなく、「MT4」や「TrandingView」といった世界的にも有名な分析ツールも使用可能です。
サクソバンク証券に登録することで様々なツールを使えるようにもなるため、ツールを活用するためだけでも登録する価値があると言えるでしょう。
それぞれのツールの詳しい解説は「サクソバンク証券の取引ツール」で詳しく解説しているので、参考にしてください。
こちらから無料でサクソバンク証券の口座開設ができます!
サクソバンク証券のメリットと評判・口コミ
サクソバンク証券は約定率が高く、豊富な取引ツールもあることからおすすめの証券会社です。
しかし、実際の利用者からの口コミや具体的なメリットを知りたい人もいるでしょう。
ここでは、サクソバンク証券を利用すると得られる具体的なメリットや口コミを紹介します。
- スワップポイントが高い
- 月曜日の取引開始時間が早朝
- 1,000通貨からの少額取引が可能
- 約定率が100%
スワップポイントが高い
サクソバンク証券を利用するメリットとしてまずあげられる点は、スワップポイントが高いことです。
ここではサクソバンク証券のスワップポイントを「DMMFX」「みんなのFX」の2社と比較しました。
比較のための参考データは、2021年6月29日時点での南アフリカランド/円のスワップポイントを使用しています。
サクソバンク証券 | DMM FX | みんなのFX | |
---|---|---|---|
売スワップ(円) | -30 | -10 | -7.1 |
買スワップ(円) | 25 | 7 | 7.1 |
上記の通り、サクソバンク証券は他の証券会社に比べてスワップポイントが高いです。
南アフリカランドやトルコリラなど、高金利の通貨でスワップポイントを得る運用をしたい人におすすめします。
しかし、スワップポイントが高いということは、売りの場合のマイナスもその分多くなるので注意が必要です。
月曜日の取引開始時間が早朝
サクソバンク証券の2点目のメリットは、月曜日の取引開始時間が早朝であることがあげられます。
実際にサクソバンク証券のユーザーからは、良い口コミも寄せられています。
#サクソバンク 証券は月曜の朝一番早くオープンするから プライスの確認に便利よ 私はサクソバンクデモですが便利です! pic.twitter.com/BzduAXg4Qh
— Golden8🌐Okinawa📈 (@Golden_8_) July 7, 2019
一般的な証券会社は、日本時間の月曜日午前7時から取引の受付を開始します。
しかし、サクソバンク証券の場合は、月曜日の午前3時からの取引が可能です。
他のFX会社が取引可能になる前に値動きを知ることもできるため、窓開け対策に非常に便利でしょう。
サクソバンク証券の早朝3時から取引できる点は、他の証券会社にはない大きなメリットです。
1,000通貨からの少額取引が可能
サクソバンク証券を利用するメリットとして、1,000通貨からの少額取引ができる点もあげられます。
特にFX初心者の場合は「まずは練習として少額から始めたい」という人もいるでしょう。
しかし、主要なFX会社は1LOT=10,000通貨の場合も多く、練習のつもりでエントリーしたのに大損してしまったということもありえます。
サクソバンク証券では、1,000通貨と少額で取引ができるので、リスクを最小限に抑えた取引も可能です。
また、証拠金に関しても1LOT=10,000通貨のFX会社に比べて10分の1で済むため「お試しでサクソバンク証券を使ってみたい」という人にもおすすめです。
約定率が100%
サクソバンク証券の約定率が100%な点もメリットの1つです。
証券会社を選ぶ際には、約定率を確認しておくことは非常に大切です。
約定率が低いと損切りしたいタイミングで約定できず、損失が大きくなってしまうリスクもあります。
特にスキャルピングを多く行う人にとっては、約定率の高さは重要でしょう。
サクソバンク証券は約定率100%と非常に高い約定力を誇ります。
株式会社バリュー・アップが主要FX会社5社に対して行った調査において、約定力が一番高い証券会社に選ばれているほどです。
また、実際に口コミにおいてもサクソバンク証券の約定力を評価する声も見られました。
銀行の子会社が良いと思います。
SBIとか評判良さげ。
個人的には約定力のサクソバンク証券ですかね。— HQM01022 (@naiz34398951) February 3, 2019
サクソバンク証券は約定力が高いため、経済指標発表など取引が活発化する時にでも確実に約定することが可能です。
「スキャルピングで利益を得たい!」「経済指標発表の際にいち早くリスク回避したい」といった際に非常に役立つでしょう。
こちらから無料でサクソバンク証券の口座開設ができます!
サクソバンク証券のデメリットと評判・口コミ
サクソバンク証券のメリットや良い口コミを紹介しました。
しかし、証券会社を選ぶ際にはメリットだけでなく、デメリットも押さえておくことが大切です。
デメリットを知っておくことで、あらかじめリスクを避けた利用を心掛けることもできます。
ここでは、サクソバンク証券のデメリットや悪い口コミを紹介します。
- スプレッドが変動する
- 月曜日の取引開始時間が早朝
- 1,000通貨からの少額取引が可能
- 約定率が100%
スプレッドが変動する
サクソバンクのデメリットとして、スプレッドが変動することがあげられます。
スプレッドとは、売値と買値の価格差のことを指し、スプレッドに差があればあるほど取引コストが高くなります。
証券会社には、「固定スプレッド」という証券会社が定めたスプレッドを適用する会社と、「変動スプレッド」という市場動向によって常時スプレッドが変動する会社の2種類が存在します。
サクソバンク証券は、変動スプレッドを採用している証券会社です。
市場の流れによってスプレッドが大きく変動することもあるので、場合によっては「取引コストが高すぎる!」と思うこともあるでしょう。
実際に口コミにおいても、変動スプレッドによって取引コストが高まったことを批判する声が見られました。
サクソバンクのFXオプション、有用そうではあるんですがスプレッド広すぎるのが気になる。ドル円1万通貨のオプションのスプレッドコストがだいたい1000円。うーん。
— インベスターC (@investor_Clay) September 27, 2018
サクソバンクだが金/ドルのスプレッドが大き過ぎで手が出せない、昨夜は酷かった1000超えたりしてたしスプレッドで10万持ってかれる。
— haru45151 (@haru451511) March 25, 2020
サクソバンク証券は変動スプレッドを採用している証券会社なため、取引を行う際は市場の流れをダイレクトに受けやすいと言えるでしょう。
しかし、市場が活発化している際には、固定スプレッドに比べて取引コストが小さくなることもあります。
サクソバンク証券で取引を行う際は、市場の流れと共にスプレッドにも注目することが必要です。
サクソバンク証券のスプレッドに関しては、「サクソバンク証券のスプレッド」で詳しく解説しているので参考にしてください。
スワップポイントが低い通貨もある
サクソバンク証券の悪い評判の中には、スワップポイントが低いという声も見られます。
サクソバンク証券は、DMMFXなどの証券会社と比較するとスワップポイントが高いです。
しかし、どの証券会社よりも高いというわけではありません。
例えば、GMOクリック証券と2021年6月29日時点での「南アフリカランド/円」で比較した場合は、以下の結果となります。
【南アフリカランド/円で比較】
上記の結果の通り、サクソバンク証券よりもGMOクリック証券の方がスワップポイントが高いです。
しかし、1つの通貨ペアのスワップポイントが高いからと言って、全ての通貨ペアのスワップポイントも高いとは言い切れません。
以下は、サクソバンク証券とGMOクリック証券の2021年6月29日時点での「トルコリラ/円」のスワップポイントを比較した結果です。
【トルコリラ/円で比較】
トルコリラ/円で比較をすると、サクソバンク証券の方がスワップポイントが高くなっていることがわかります。
スワップポイントの高さは、通貨ペアによっても差があるため、証券会社を選ぶ際は投資する通貨ペアのスワップポイントを調べておくようにしましょう。
取引手数料がかかるコースがある
サクソバンク証券のデメリットとして、利用するコースによっては取引手数料がかかる場合がある点もあげられます。
サクソバンク証券でFX口座を開設する際は、「スタンダードコース」と「アクティブトレーダーコース」の2種類から選ぶことが可能です。
アクティブトレーダーコースの場合、実際の銀行の提供レートでの取引が可能なため、スプレッドを気にせず取引できる利点があります。
しかし、アクティブトレーダーコースは、使用するのに取引手数料がかかるため注意が必要です。
また、この取引手数料もコース内のステージによって変動するなど、わかりにくい部分も多くあります。
アクティブトレーダーコースの詳しい取引手数料は、以下の通りです。
ステージ | 手数料率 | 月額標準金額 |
---|---|---|
ステージ1 | 0.003% | なし |
ステージ2 | 0.002% | 6万円 |
ステージ3 | 0.001% | 20万円 |
上記の通り、ステージによって手数料率と月額標準金額が変わります。
手数料率は新規注文と決済注文の両方において掛けられ、ステージが上がるごとに料率は下がります。
しかし、ステージが上がる場合は、月額標準金額が発生するため注意が必要です。
月額標準金額とは、1ヶ月の手数料として最低限徴収される金額のことです。
例えば、ステージ2の場合、月額標準金額は6万円となっています。
もし、月の取引回数や金額が少なく、発生した手数料が6万円未満の場合、その差額分が徴収されます。
日常的に多くの取引を行う人には利用価値の高いコースですが、個人が少ない資金で売買するのには向いていないでしょう。
アクティブトレーダーコースはスプレッドの幅が狭い取引が可能な一方、手数料が取られてしまうため、取引回数や金額が少ない人にとってはデメリットとなります。
初心者には向いてない
サクソバンク証券のデメリットとして、初心者には向いていないこともあげられます。
サクソバンク証券は多くの通貨ペアでの取引も可能で、豊富な取引ツールなども用意されている証券会社です。
しかし、正しく利用するためには通貨ペア同士の特徴や取引ツールの設定方法、具体的な使用方法などを理解する必要があります。
学ばなければいけないことも多くあるため、初心者にはハードルが高く感じてしまうこともあるでしょう。
初心者でFX口座を開設したい場合は、DMMFXなどシンプルでわかりやすいツールを用意している証券会社を利用するのがおすすめです。
DMMFXなどを通じてFXの基礎を学び、その後サクソバンク証券の利用を検討した方が良いでしょう。
サクソバンク証券以外のおすすめの証券会社は「サクソバンク証券におすすめのFX会社・FX講座」で解説しているので参考にしてください。
サクソバンク証券の口座開設の流れ
今までの解説を読んで、サクソバンク証券に興味を持った人もいるでしょう。
ここからはサクソバンク証券の口座開設の流れを紹介します。
サクソバンクの口座開設は、公式HPで口座開設ボタンを押下することで可能です。
口座開設ボタンを押下すると「お客様情報入力」「住所入力」など、登録に必要な情報を入力する画面に遷移します。
また、一般的なサイトの会員登録とは違い、FX口座の開設では「財務状況」も聞かれます。
年収や金融資産、投資経験などを記入する必要があるので、登録前に確認しておきましょう。
口座開設に審査はある?遅い?
サクソバンク証券に登録する際に、審査の有無や審査にかかる期間が気になる人もいるでしょう。
結論から言えば、サクソバンクの口座開設には審査があります。
一定の年収や金融資産、投資経験がない場合は審査に通らず、口座開設ができないこともありえます。
また、審査にかかる具体的な期間については、登録希望者の数によって変動するために、一概に言い切るのは難しいです。
しかし、公式HPのQ&Aでは最長で1ヶ月程度と明記されています。
現在、非常に多くのお申し込みをいただいておりますため、口座開設申し込み後、手続き完了までに1か月ほどかかる場合がございます。
何とぞご了承ください。
(引用:よくある質問|サクソバンク証券)
手続きの速さは状況にも左右されますが、約1ヶ月くらいと考えておくと良いでしょう。
こちらから無料でサクソバンク証券の口座開設ができます!
サクソバンクの取引方法
サクソバンク証券の登録が完了した後は、実際に取引を行ってみましょう。
サクソバンク証券で取引を行うには、サクソバンク証券が提供する「SaxoTranderGO」もしくは「SaxoTranderPRO」を使用します。
ここでは、初めてサクソバンク証券を利用する場合におすすめな「SaxoTranderGO」での取引方法を解説します。
まず、SaxoTranderGOのツールを立ち上げ、ウォッチリストに表示されている通貨ペアの中から、自分が取引を行いたい通貨ペアを選びましょう。
通貨ペアを選んだ後は売値、または買値を左クリックし、トレードチケットというポップアップを開きます。
トレードチケットでは、「取引」「成行」「指値」といった注文タイプや、通貨量の指定が可能です。
注文タイプや通貨量の設定が終わったら、「売値」と「買値」から自分がエントリーしたい方を2回クリックすることで発注が完了します。
サクソバンク証券がおすすめな人
サクソバンク証券はFX取引に便利なツールが多くスワップポイントも比較的高いため、おすすめな証券会社です。
しかし、ツールの使用方法が複雑だったり一部のコースで取引手数料がかかったりすることもあるため、全ての人におすすめという訳ではありません。
サクソバンク証券の利用がおすすめな人として、以下の3つの特徴があげられます。
- スワップポイントでの利益を狙いたい
- スキャルピングなど超短期売買をしたい
- MT4やTrandingViewなどツールの使用に抵抗感がない
まず、サクソバンク証券は他社に比べてスワップポイントが高い傾向にあります。
当然、全ての通貨ペアで業界No.1という訳ではありませんが、平均して高めに設定してあるため、スワップポイントによる利益を得たい人に向いているでしょう。
また、スキャルピングで利益を狙いたい人にもおすすめです。
スキャルピングとは、ポジションの保有期間が数秒から数十秒という超短時間で小さい値幅での利益を狙うトレード手法です。
1回1回の利益は少ないですが、繰り返すことで最終的に大きな利益を得られる可能性もあります。
実はこのスキャルピングは、DMMFXやSBIFXトレードといった証券会社ではサーバーに負荷がかかったり、カバー取引が間に合わなくなったりするため禁止されている手法です。
しかし、サクソバンク証券は高い約定力を持つ証券会社として、このスキャルピングを認めています。
スキャルピングをしたいという人にとって、約定力の高いサクソバンク証券は相性の良い証券会社と言えるでしょう。
ただし、変動スプレッドを採用していることもあり、全ての時間帯でスキャルピングが有効という訳ではありません。
スプレッドの幅が広い場合には、逆に損失が大きくなることもあるので注意が必要です。
最後にサクソバンク証券は、ツールの使用に抵抗感がない人にもおすすめです。
サクソバンク証券には利用者が快適に取引を行えるよう、様々なツールが用意されています。
ある程度FXの経験があり、ツールの利用経験がある人であれば、特に抵抗感もなく正しく利用することができるでしょう。
しかし、初心者の場合にはどのツールを何に使うのか分からないこともあり、戸惑ってしまうこともありえます。
・いつの間にか決済されていた…
・よくわからままエントリーして損失が出た
ツールの使い方がわからないと上記のようなトラブルが起こる可能性も高いです。
サクソバンク証券の利用には、ある程度FXを理解している人が向いているでしょう。
こちらから無料でサクソバンク証券の口座開設ができます!
サクソバンク証券以外におすすめのFX会社・FX口座
サクソバンク証券はメリットの多い証券会社ですが、デメリットがあるのも事実です。
デメリットを押さえて証券会社を利用するためには、複数のFX口座を開設しておくことがおすすめです。
サクソバンク証券以外のおすすめの証券会社は、以下の3つがあげられます。
- DMM FX
- GMO外貨
- みんなのFX
サクソバンク証券の取引ツール
サクソバンク証券のメリットを最大限に活かして利用するためには、取引ツールを正しく理解することが大切です。
取引ツールを正しく理解できなければ、せっかくの機能を活かしきることもできません。
ここでは、サクソバンク証券の取引ツールについて詳しく解説します。
マルチデバイス対応の「SaxoTraderGO」
「Saxo TraderGO」は、サクソバンク証券が提供する取引ツールです。
マルチデバイスに対応しており、PCをはじめ、iOSとAndroidそれぞれのスマホ用アプリもリリースされています。
FXだけでなく、日本や米国、中国などの株式や先物などの取引も可能です。
また、Saxo TraderGOは、自動分析ツールである「オートチャーティスト」も搭載しています。
オートチャーティストは、米オートチャーティスト社が開発した自動チャート分析ツールです。
FXを始めCFDや株式の値動きを常にモニタリングして、チャートパターンを自動で分析してくれます。
また、チャートパターンを分析した結果から最適な取引タイミングを見出し、アラートとして通知することも可能です。
Saxo TraderGOを使用することで、難しいチャート分析をすることなく、有益な取引を目指すこともできるでしょう。
ダウンロード版の「SaxoTraderPRO」
「SaxoTraderPRO」はSaxo TraderGOよりも、さらに多くの機能が利用できる上級者向けの取引ツールです。
非常に多くの機能を搭載しているため、PC版のみのリリースとなっています。
カスタマイズ性が非常に高く、複数チャートやトレードチケットなどの画面構成を、ユーザー自身が自由にカスタマイズすることが可能です。
また、証拠金使用率も簡単に確認できるため、ロスカットの回避もしやすいでしょう。
さらにSaxoTraderPROには、トレーダーの運用成績を分析するための様々な機能も搭載されています。
今までの取引損益や利回りをグラフ化したり、収益率を可視化したりすることなども可能です。
SaxoTraderPROを使用することで、より高度な取引を行うこともできるでしょう。
知名度と人気が高い「MT4」
サクソバンク証券では、取引プラットフォームとして有名なMT4を利用することも可能です。
MT4はロシアのメタクォーツ社が開発、提供している取引ツールで、豊富なチャート機能に加えてカスタマイズ性が高いことでも人気です。
チャート上に様々なインジケーターを表示させることができ、オリジナルのテクニカル指標をプログラミングすることもできます。
さらに、エキスパートアドバイザー(EA)と呼ばれるプログラムを別途購入し、MT4に導入することで自動売買システムを実現することも可能です。
以上のようにMT4は、様々なユーザーニーズをユーザー自身がカスタマイズすることで実現していくことができるツールです。
MT4を正しく利用できれば、過去の運用実績を基に、自動売買システムを完成させることも目指せます。
※2022年9月4日(日)を最終日とし、MT4は利用できなくなりました。
初心者でも利用できる「TradingView」
サクソバンク証券の口座は、TrandingViewと連携させることも可能です。
TrandingViewは、100種類以上のテクニカル指標や50以上の描画ツールが利用できる、世界的にも有名なチャートツールです。
FXだけでなく株や仮想通貨など、世界中の金融商品の価格や市場状況を確認できます。
また、それ以外にも、参加者同士でトレードに関する情報共有やメッセージのやり取りも行えます。
SNSのように世界中のトレーダーと意見交換を行いながら、チャート分析することも可能です。
TrandingViewはあくまでもチャート分析を行うツールであるため、直接売買を行うことはできません。
しかし、サクソバンク証券の口座と連携することで、TrandingView上から直接注文を出すことができるようになります。
世界中のトレーダーと情報交換をしながら取引を行うこともできるため、初心者でも上級者からアドバイスを受けながら取引することもできるでしょう。
TrandingViewと連携している証券会社は非常に少ないため、サクソバンク証券を利用する大きな利点にもなります。
こちらから無料でサクソバンク証券の口座開設ができます!
サクソバンク証券のスプレッドとスワップ
サクソバンク証券の取引ツールを解説しました。
しかし、いくら取引ツールがよくてもスプレッドが大きかったり、スワップが低かったりする場合、利益を出すことも難しくなるでしょう。
ここでは、サクソバンク証券のスプレッドとスワップについて解説します。
サクソバンク証券のスプレッド
結論から言えば、サクソバンク証券のスプレッドを一言で表すのは難しいです。
理由として、サクソバンク証券のスプレッドが、変動スプレッドであることがあげられます。
ここでは、2021年7月4日現在、公式HPに掲載されている各通貨ペアごとのスプレッドを紹介します。
また、固定スプレッドとの比較も行えるよう、原則固定スプレッドを採用しているDMMFXのスプレッドも併せて見てみましょう。
通貨ペア | サクソバンクのスプレッド | DMMFXのスプレッド |
---|---|---|
USD/JPY | 1.1 | 0.2 |
EUR/JPY | 5.1 | 0.5 |
GBP/JPY | 3.5 | 1 |
AUD/JPY | 3.2 | 0.7 |
ZAR/JPY | 3.9 | 0.9 |
TRY/JPY | 5.5 | 扱いなし |
EUR/USD | 1.7 | 0.4 |
AUD/USD | 5.5 | 0.9 |
引用:DMM FXのスプレッド|DMM FX
上表からもわかる通り、2021年7月4日現在においては、原則固定スプレッドであるDMM FXのスプレッドの方が狭いです。
しかし、変動スプレッドは時間帯によって大きく変動することもあるため、時間帯の見極めができる場合は、スプレッドを押さえた取引も目指せます。
サクソバンク証券のスワップ
次に、サクソバンク証券のスワップポイント見ていきましょう。
サクソバンク証券は一般的に、スワップポイントの高い証券会社と言われています。
しかし、比較する証券会社や通貨ペアによっては違いも見られるため、注意が必要です。
ここでは「DMM FX」「GMO外貨」「GMOクリック証券」と、サクソバンク証券のスワップポイントを比較しています。
スワップポイントの付与日数が同一である、2021年6月29日時点のデータを参考にしています。
証券会社名 | ポジション | 米ドル/円 | ユーロ/円 | 南アフリカランド/円 | トルコリラ/円 | 米ドル/ユーロ | 米ドル/豪ドル |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サクソバンク証券 | 売スワップ | -61 | -1 | -30 | -73 | 37.58 | -14.38 |
買スワップ | 15 | -56 | 25 | 59 | -108.33 | -34.26 | |
DMM FX | 売スワップ | -10 | 9 | -10 | 扱いなし | 18 | 1 |
買スワップ | 7 | -12 | 7 | 扱いなし | -21 | -4 | |
GMO外貨 | 売スワップ | -21 | 10 | -21 | -55 | 20 | 1 |
買スワップ | 6 | -25 | 6 | 40 | -35 | -16 | |
GMOクリック証券 | 売スワップ | -9 | 12 | -100 | -43 | 23 | 2 |
買スワップ | 6 | -15 | 70 | 40 | -26 | -5 |
以上のようにサクソバンク証券は、様々な通貨ペアで高いスワップポイントを誇っていることがわかります。
特に、スワップポイントでの運用が多く行われる「南アフリカランド/円」や「トルコリラ/円」でのスワップポイントも高いです。
サクソバンク証券は、スワップポイントでの運用を目指すのにも向いている証券会社と言えるでしょう。
サクソバンク証券に関するQ&A
サクソバンク証券のスプレッドやスワップについて解説しました。
しかし、サクソバンク証券への疑問がまだまだ尽きない人もいるでしょう。
ここでは、サクソバンク証券を利用する際に、よくある質問について解説していきます。
確定申告や手数料、おすすめの口座開設方法なども紹介しているので参考にしてください。
- サクソバンク証券の確定申告はオンライン電子申告できる?
- サクソバンク証券の外国株式の種類は?
- サクソバンク証券の問い合わせはどうするの?
- サクソバンク証券で口座維持手数料は発生する?
- ポイントサイトを使ってお得に登録も可能?
サクソバンク証券の確定申告はオンライン電子申告できる?
サクソバンク証券の確定申告は、電子申告による手続きも可能です。
e-taxを使用して簡単に確定申告を行うことができます。
また、確定申告に必要な損益報告書については、「SaxoTraderGO」または「SaxoTraderPRO」から印刷が行えます。
詳しい操作方法は、以下の通りです。
【SaxoTraderGO】
「口座管理」>「各種レポート」>「財務諸表(損益報告書)」より「開く」をクリックします。【SaxoTraderPRO】
「メニュー」>「各種レポート」>「財務諸表(損益報告書)」より「開く」をクリックします。
サクソバンク証券の外国株式の種類は?
サクソバンク証券では、12,000銘柄以上と非常に多くの外国株式を提供しています。
具体的な地域と銘柄数は、以下の通りです。
- 米国株(5,000銘柄以上)
- アジア・中国株(2,000銘柄以上)
- 欧州株(4,000銘柄以上)
(引用:外国株式|サクソバンク証券)
米国株を筆頭に、世界中の株式を購入することができます。
配当金再投資が無料となっていたり、ETF/ETNの取引も可能だったりと様々な投資方法を取ることも可能です。
サクソバンク証券の問い合わせはどうするの?
サクソバンク証券への問い合わせは、口座を開設済みの場合は取引ツール上から問い合わせが可能です。
操作方法は以下の通りです。
ログイン後、画面右上の「?」>「新規お問い合わせおよびお問い合わせ中の内容を確認できます」よりお問い合わせください。
(引用:お問い合わせ|サクソバンク証券)
また、口座を開設していない場合は、お問い合わせフォームより問い合わせができるので利用しましょう。
サクソバンク証券で口座維持手数料は発生する?
サクソバンク証券では、口座維持手数料は発生しません。
また、サクソバンク証券の口座維持手数料以外の各種手数料は、以下の通りです。
手数料名 | FX取引手数料 | FX・貴金属オプション | CFD | 外国株式 | ETF/FTN | 先物 | 外国株式オプション |
---|---|---|---|---|---|---|---|
手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1注文当たり0.2% | 0.20% | 6.0米ドル | 3.0米ドル |
(引用:手数料一覧を見る|サクソバンク証券)
ポイントサイトを使ってお得に登録も可能?
サクソバンク証券の口座開設を考える人の中には、ポイントサイトのキャッシュバックキャンペーンなどを利用してお得に口座開設をしたい人もいるでしょう。
結論から言えば、2021年7月4日現在、ポイントサイトでの口座開設キャンペーンは実施していません。
しかし、株式会社SmartTradeとのタイアップキャンペーンは実施中です。
このタイアップキャンペーンでは、キャンペーンサイトから口座開設を行うことで、MT4上で使えるQuantAIという短期売買型EAを無料で手に入れることが可能です。
QuantAIは、SmartTrade社が開発した人工知能が組み込まれた自動売買システムで、勝率86%を誇ります。
このQuantAIのプレゼント資格を得るためには、口座開設に加えて一括で100万円の入金が必要です。
応募するためにはまとまった金額が必要になりますが、無料で自動売買システムが得たれるためおすすめです。
先着150名限定のキャンペーンとなっているので、資金に余裕がある人は早めに登録しましょう。
また、資金に余裕がないという人は、サクソバンク証券のご紹介プログラムの利用をおすすめします。
ご紹介プログラムは、家族や友人をサクソバンク証券に紹介することで特典が貰える制度です。
具体的には、以下の条件で特典を貰うことができます。
ご家族およびご友人が初回入金後30日以内に3回以上、お取引した場合
ご紹介者様へ5,000円
ご家族およびご友人へ4,000円(引用:ご紹介プログラム|サクソバンク証券)
上記の通り、ご紹介プログラムは紹介された人だけでなく、紹介した人にとってもお得な制度です。
周りにサクソバンク証券を利用している人や利用したい人がいる場合は、積極的に活用しましょう。
まとめ|サクソバンク証券は中級者向け
今回は、サクソバンク証券について解説しました。
サクソバンク証券はスワップポイントが高く、通貨ペアや取引ツールも豊富に用意されていることからおすすめの証券会社です。
しかし、通貨ペアと取引ツールが多いことで、初心者の場合は逆に使いづらさを感じてしまうこともあるでしょう。
また、ツールを正しく使えない場合には、誤ってエントリーしてしまうなど誤操作をしてしまうこともあります。
「通貨ペアが多い」「ツールが豊富」といったサクソバンク証券の強みは、中級者以上だからこそ活用できるとも言えます。
さらに、サクソバンク証券には残念ながら、変動スプレッドやコースによって取引手数料が取られるなどデメリットも存在します。
デメリットを避けた利用を行うためにも、証券会社は複数登録することがおすすめです。
具体的におすすめな証券会社は、以下の3つがあげられます。
- DMM FX
- GMO外貨
- みんなのFX
様々な証券会社を利用することで、それぞれのメリットを活かした取引もできるでしょう。
こちらから無料でサクソバンク証券の口座開設ができます!