バイナリーオプションに限らず、投資の世界は何かときな臭い噂が飛び交っていますね。
それは今も昔も変わらず、”あそこの業者は怪しい””この銘柄は絶対に上がる””ある筋が動き出したので近々大きな値動きが来る”等々です。
一般人素人による適当な根拠のない言葉の数々で初心者などには効果的に作用するのですから、皮肉なものです。
株、FX、先物などは海外業者に手を出さなくても国内業者で十分満足できる取引レベルが確立されていますが、バイナリーオプションに関すると短時間取引ならではの醍醐味を味わうにはどうしても海外業者に頼るのが現状です。
しかし、海外業者は手を出しにくい心理的な作用もあり、そこに投資全般に対するマイナス意見が集中している面も否めません。
投資歴7年以上の私が見た海外バイナリーオプションの真実の姿について、自論を展開していきます。
海外バイナリーオプションの評判
インターネットで調べてみると良い評判と悪い評判は主に掲示板、ブログ、SNS、動画に掲載されているのが殆どです。
ざっくり言うとその割合は半々程度でしょうか? また、実際に取引していない疑いが強いものや、やたらと詐欺サイトと強く否定するものもあります。
ここまで意見が分かれるのは投資というお金の魔力に取り付かれた欲望渦巻く世界というだけでなく、それぞれの立場で意見を出したい願望もあるのでしょう。
バイナリーオプションの良い評判の中身は?
2019年3月末時点で、”バイナリーオプション”、”評判”とGoogleの検索に入力すると、検索候補としてGMOクリック証券、ハイローオーストラリア、IG証券などの評判が出現します。
さらに、”バイナリーオプション””良い評判”と入力すると、口コミまとめ・業者まとめ・評価レビューなどのサイト一覧が表示されます。
国内業者に対する意見は、また別の機会というか他の株取引やFXの国内業者と大差がありません。今回は皆が知りたい、海外業者に絞ります。
その中身から良い意見を抽出すると、
- 不安があったが、普通に取引できるので安心
- 簡単に儲けられる
- 口座開設が容易、出金も出来た
- 国内業者よりも短時間取引が面白い
- 取引通貨ペアが多い
- 詐欺ではと心配したが、チャートが操作されている感はしない
利益を上げて勝っているから良い評価をした人もいれば、損益には触れずに高評価をする人もいます。
悪い評判の中身とは?
続いて、悪い評判の中身となります。同じく、Googleで、”バイナリーオプション””悪い評判”と入力すると、業者分析サイト・口コミサイトなどが表示されます。
同様に海外業者に限定し悪い意見をランダムに抽出すると
- 儲からない、勝てない
- チャート操作していると疑いたくなる連続負け
- (海外業者は)実態が怪しい
- 確率的に負けるルールだから
- 詐欺業者の疑いが強い
良い評判との大きな違いは単に取引で負けている八つ当たりとして、海外業者=詐欺業者や”悪”と決めつけている事です。
とても危険な考えでそれなら株やFXも80%程度の投資家は負けて退場していくので、敗北者全員から誹謗されたら国内外問わずに生き残る業者は存在しない事になります。
だから負けている人の意見は無視するのが投資系の大前提となります。
良心的な業者だからと個人投資家が勝てる訳でもなく、悪徳業者だからと負ける訳でもありません。
ここもハッキリと分けて、考えるべきです。
取引で負けている人が真実を語る事もありますし全てを無視するのも極端ですが、基本的には悪い評判には偏った思い込みから冷静な判断が出来ていなくなっています。
凍結・取引制限の評判を調査!
良い評判と悪い評判だけで終わると、あまりにも海外業者よりなので更に深堀して調べていきます。
海外業者を調べると、”口座が凍結された”や”取引制限された”といった口コミがあるのに気が付きます。
国内業者のFX取引でも短期的なスキャルピングを繰り広げると、稀にあるとされています。
現在はかなり少なくなっていますが以前はシステム上の問題などで業者側が対応出来なくなると、口座凍結などにしていたそうです。
普通にバイナリーオプション取引している分には滅多に凍結される事はないですが、それでも自動取引、連打取引、スキャルピング、勝ちすぎる等が原因で凍結・取引制限があるのも事実のようです。
これらが事実とするとどのような判断をするべきなのでしょうか?
私個人は、これもアリと認めるしかないと思っています。
なぜなら投資の世界も所詮は人間が作り出したもので、ある程度の不都合や不便利も受け入れるべきだと思っているからです。
それでも、他の実世界よりは十分に公平で万人にチャンスが与えられています。
この程度で不平不満を述べているようでは、社会で生き抜く事は出来ません。
海外業者で人気が高いハイローオーストラリアは疑わしい投資家に口座凍結などします。
しかし、出金は全額下ろせるので詐欺業者と断罪するのはちょっと違う気がします。
答えとして、口座凍結をされない様に取引をすれば良いのです。
疑わしい取引をしない、あまり大金を稼がないようにするだけでも十分に対応できます。また、他の業者でも取引するなどが対抗手段となります。
海外バイナリーオプションは全て詐欺と強く断定付けているサイトなどもあります。
一つ疑問なのは既に何年も前から主張しているのに、未だにその詐欺サイトが残り、営業や取引が継続されている現状にはどのように思うのでしょうか?
海外業者だから手を出せないとするなら現地の国々は手を出せずに放っておき、口座開設して取引する日本人が儲けたらきちんと利益も支払いその上でアフターサービスまで提供します。
随分、親切な詐欺業者ですよね。
本当に完全な詐欺サイトなら、口座開設の段階で、多少の書類不手際があってもそのまま直ぐに取引できる状態にします。
しかし、ハイローオーストラリアなどは条件が整わないとエラーとなり、先に進みません。この事からも、詐欺サイトにあるまじき行為となり、普通の投資業者と見るのが自然となります。
自分が負けたり、口座凍結だから、海外バイナリーオプション全体を否定するのは、今ではまかり通らない単なる極論です。
海外バイナリーオプションを否定する背景!
投資のサイト、SNS、ブログ、動画などは本当に多岐に渡りますが、共通しているのはアクセス数を稼ぐのが目的です。
そこで、「海外バイナリーオプションは普通に取引できて、勝つ事も負ける事もあるので気を付けましょう」的なものだと、見ていて面白味がないですよね。
誰も興味が湧かず、見向きもされません。だから、強く断定するのが効果的なのです。
- 絶対に儲かる
- 絶対に騙される
海外バイナリーオプションとするのです。
しかし、実際には勝つ人がいれば負ける人もいる。
勝つ時、負ける時が交互のようにやってきます。
だから、少しでも多く勝とうと手法やコツを探したり分析をするのです。
実際に取引をする事を諦めてしまうと、臨時収入欲しさで海外バイナリーオプションについて、否定や肯定をする何か(ブログ、SNS、動画など)に頼るのです。
事実を誇張し極端な意見に初心者を誘導するのです。
良くある手口ですが、投資の世界では有効で海外業者だと、さらに信ぴょう性が増してしまうのです。
そもそも、バイナリーオプションなどの投資で、名も知らない他人が儲けようが、損をしようがどうでもよくないですか?
もし、善意の気持ちで詐欺と糾弾するなら金融庁のような機関に連絡をすれば済みますし、ネットで騒ぐ意味が分からないのです。
騙される人を一人でも救いたいなら世の中には投資以外にもいくつもの詐欺が溢れています。
そこには口を出さず、バイナリーオプションだけ目の敵にするのも、何かが違う気がします。
中には、本当に悪質なバイナリーオプションの詐欺サイトも有るかも知れません。
だからと言って全ての海外業者を一緒くたにするのは極論すぎます。
結論.バイナリーオプションはそれでも廃れない!
私なりの結論としては、バイナリーオプションに溢れる良い評価も悪い評価も、その多くは誇張したものが多いです。
普通の投資家ならバイナリーオプションで絶対に勝てるとは思わないですが、初心者などは信じてしまう事があります。
反対も多くあり絶対に詐欺や騙されるとまるで思春期の女子中高生のように決めてしまうのです。
さらに性質が悪くなると本来は勝てるのに、何か見えない力で自分が損している。
海外業者はチャート操作をしていて”ズル”と決めて、一向に耳を貸しません。そこまで自信があるなら、国内バイナリー業者やFXで大金を稼げるのに、なぜ手を出さないのでしょうか?
文句を書き連ねる暇があったら、海外ではダメだけど国内業者で儲けた証拠をアップして欲しいものです。
バイナリーオプションの歴史を調べると日本で人気が出始めたのが2011年頃、国内業者の規制で2013年頃から海外業者が知名度や認知度を上げていきました。
6年以上が経過しています。
確かに株取引などと比較すると歴史は浅いです。
それでも特定の業者には、一定の信頼を置くべきではないでしょうか?
最後に、私はハイローオーストラリアで取引する際に、GMOクリック証券やみんなのFXの1分間チャート(米ドル/円)を表示しています。
そこから出した結論は、ハイローだけが不当な値動きをしているとはとても思えません。
まったくチャート動ぎでタイムラグなど感じられず同じ反応をしています。
なのでハイローオーストラリアが操作しているとは考えられないのです。