バイナリーオプションはルールがとても簡単なので、他の投資よりも初心者が多く参戦する特徴があります。
投資として本来あるべき望ましい姿なのですが、一方で初心者ならではの無謀な取引を積み重ねて、最後は無一文になり撤退する事も多くあります。
そんなケースに陥った自称被害者は単にバイナリーオプションから手を引くだけでなく、SNSなどネット上でバイナリーオプションに対して誹謗中傷を繰り広げてストレス発散の捌け口にしているのです。
間違った情報に踊らされない為にも、バイナリーオプションこそしっかりリスクを考え資産管理も徹底する必要があります。
リスク・資産管理を徹底する上で重要となる心理を学ぶと他の投資でも応用ができるので、今後の投資人生で役立つ事は間違いありません!
バイナリーオプションはギャンブルではない
バイナリーオプションについて私もギャンブルと表現してしまいますが、実際にはギャンブルではありません。
限りなくギャンブルに近い面もありますがそれは一人ひとりの取り組む姿勢次第ですし、何より投資商品なので収益を期待する事ができます。
予想が反対に動けば損となりますが、元本割れはありません。
何よりバイナリーオプションをギャンブルとするなら、人生そのものがギャンブルと表現できます。
入試・就職・結婚・転職・マイホーム購入など全てがそうですよね。
第一、バイナリーオプションの最低取引金額は千円ですよ。
これに対して、そこまで問題視するなら、他の投資・パチンコなどのギャンブル等々をもっと危険扱いすべきです。
バイナリーオプションのような比較的に歴史が新しい投資は、役所のお偉いさんが理解できないからなのでしょう。
でも、バイナリーオプションで利益を上げれば税金を支払い国に貢献するのですから、もっと寄り添って欲しいですよね。
バイナリーオプションのリスク・資産管理とは
リスクや資産管理と聞くと、何だか堅苦しく感じるかも知れません。
何も考えずに投資金額を適当に気分次第で上げ下げして、予想が当たるか外れるかの取引をする方がハッキリと面白さを感じれらますよね。
そんな取引を繰り返すのも、ある意味でバイナリーオプションの醍醐味ではあります。
しかし、必ず投資金額を近いうちに失う事になります。
なぜなら、一度負けると取り返そうと大金を賭けるのが人の心理で、さらに負けるとより多くを取り戻そうとまた投資金が多くなります。
運良く勝つと今度は流れに乗っていると、また投資金が多くなる。
こんな事を繰り返すと間違いなく投資金を失う破目に陥ります。
その一方、ギャンブル理論として「マーチンゲール法」がバイナリーオプションの世界では推奨されている感があります。
これは先ほどの説明と同じようなもので、負けたら次の勝負は”倍賭け”する方法です。
海外バイナリーオプションは短時間勝負なのでこの方法が一見正しいように思えるのです。
ですが、個人的にはバイナリーオプション、手法、ギャンブルなどで検索すると必ず登場するこの「マーチンゲール法」はおすすめしません。
その理由は、バイナリーオプションに対する考え方の違いです。
バイナリーオプションを単なる遊びの一環として、競馬や競輪などギャンブルとして遊び感覚なら「マーチンゲール法」を用いても、無理に止めはしません。
しかし、投資の一つとして本気で儲けようと考えているなら無意味な方法だと気が付くべきです。
国内・海外バイナリーオプションの一般的な投資対象は”通貨”になります。
通貨の上げ下げを予想するので、確率は50%ですよね。しかし、通貨の場合は勢いがあります。
仮に現在が上がっていて、そこで逆張りとして”LOW”で勝負したとします。
外れてさらにマーチンゲールの倍賭けで次も”LOW”にしても、さらに上がる可能性があるのです。
なぜなら、通貨がその時に短期的な上げ相場になっていたら何分間も上げ続ける事は容易にあります。
ですから「マーチンゲール法」を用いるなら一時間に一回だけ、連続取引で使用しない等の最低限の自己ルールを作るべきです。
個人的には、バイナリー初心者は有る程度の経験をするまでは、導入しないべきだと思っています。私は絶対にマーチンゲールを行いません。
バイナリーオプションのリスク・資産管理を考察する
株など一般的な投資のリスク・資産管理となると、無理な取引をしない事もありますが”投資を分散”させるのが王道の方法となります。
- 国内株(大型株、中小型株など)
- 海外株(大型株、中小型株など)
- 債券(日本など先進国、途上国など)
- 不動産…など
資産管理ができるのは投資の専門家、又はお金に余裕がある一部の特権階級の人々だけです。
普通の人はバイナリーオプション流の資産管理は以下の10個の方法となります。
- 余裕資金の1/10以下を入金、一回の取引金額も1/10以下
- 1日の取引回数、利益金額、損失金額を事前に決める
- 経済指標、重要イベント時の取引注意
- ストレス発散目的で取引しない
- 常に冷静を心掛ける
- 入金よりも出金を考える
- 入金額が半分に減ったら、一度撤退し手法を変更する
- 投資額を常に一定にする(マーチンゲールしない)
- 連打取引をしない
- 勝敗表・収支記録を付ける
以上がリスクや資産管理における大事な点となります。もちろん、これ全部を実行するのは大変でしょうが、半分程度はなんとか頑張ってみて下さい。
今回の10項目は取引前に意識するだけでやる気になれば全部可能です。
何と言っても損切り・塩漬けを考えなくて良いのは、本当に有り難いです。
上記を簡単に補足すると、①は貯金が100万円あるなら、バイナリーオプションには10万円も入金し、一回の勝負は1万円以下の数千円で十分です。
これを元手に増やす様に努力するのです。そして、もし負けてしまったら撤退するのも良いですし、さらに貯金を殖やしてから戻ってくれば良いのです。
いつでも取引再開できるので、要するに焦る必要はありません。
③は初心者に多く取引前に本日の経済指標情報などをチェックしないのです。
サラリーマンがなどが仕事終わりに取引するので、投資常識に疎いのは分かりますが最低限、経済発表は確認しましょう。
また、政策金利発表や選挙など国や世界を巻き込む重要イベント時も注意が必要です。
⑦はいくら手法に自信があっても、半分も資金が減ったら頭を冷やすべきです。
数日や数週間バイナリーオプションの世界から離れて、体を動かしたり美味しいものでも食べて、リフレッシュしてまた参戦するのです。
その時は、なぜ前回負けたか納得できるようになっているでしょう。
⑨はハイローオーストラリアで話題(問題)になっていて、要するに連打で”HIGH”や”LOW”をクリックする事です。
上手くいけば、連続注文が通って短時間で大勝をする可能性もありますが、大抵は連続で負ける可能性が高くなります。
チャート分析なども関係ないので、運良く勝っても次回は負けると思いましょう。
残りに関しては、精神面や心理的な取り組みとなります。
投資には絶対に感情が影響してきます。
逆に言うなら感情をコントロールできれば、バイナリーオプションでも有利に進められます。
バイナリーオプションの感情コントロールが必須
実際に取引経験者なら分かってもらえますが、投資金を張って一回目の負けは想定内です。二回目もまだ余裕があります。
しかし、三回連続、四回連続と続くと背中などに汗を掻き、喉などもヒリヒリしてきます。
次こそと大金勝負を行い、大金を失うのです。
動画サイトでも、バイナリーオプション以外の投資で大金を一気に失い、項垂れたり文句を言いまくって八つ当たりする人がいますよね。
決してオーバーではなく、実際に直面すると誰もがあんな風な醜態を晒してしまうのです。そこを動画アップするか否かの違いだけです。
感情をコントロールする簡単な方法は、余裕資金に限ります。
誰かと勝負している訳でもないので、最低金額の千円や二千円勝負で良いじゃないですか? それが出来ないのは、既に感情が欲望に支配されている証拠です。
千円が勝負を繰り返し1万や2万に到達してから、今度は千円増やして勝負するのです。
淡々と一定期間できるようになって精神面の安定や感情コントロールを得た事になります。
FXや株などの投資は、決済時(売却時)が一番難しいのです。
なぜなら、我慢して保有すればもっと利益になるという悪魔(天使)の声が、常に耳元で囁いています。
例えば、10万円で購入した某銘柄が一年後に数千万になっていたら、どうしますか? 職場でも株価が気になり、毎日嬉しくて仕方がないですよね。
そんなある日、悪材料のニュースが飛び込み一転して連日暴落になると、頭はパニックになります。
なぜもっと早く売らなかった、今こそ我慢するべきだ。安いから買いのチャンスなど、いくつもの考えが頭を駆け巡ります。
でも、ここでの行動でどれが正しいのか分かりませんよね。全ては、結果論です。
だから、考えを巡らせる時間は短ければ短いほど、投資家には好都合なのです。
さらに、決済こそお任せするべきです。だから、もしあの時売れば、今の数倍の儲けだったのに、など余計な損得計算をしなくて済みます。
バイナリーオプションが精神や心理的に負担をかけない投資だと思いませんか?
勝負をする度に、利益と損益計算をするのは、本当に精神を疲弊します。
バイナリーオプションなら、勝っても1.8倍や2倍負ければ投資金の没収という単純なルールは投資家の立場にかなり寄り添っています。
今後もバイナリーオプション以上の投資が、新たに登場するようには思えません。